体と脳内

現在、若年層で長期間咳が続く結核(けっかく)に抗える力を保有しない人々が増加したことや、受診の遅れなどに縁る集団・院内感染アウトブレイク)が増えています。
演奏会の開催される場所や踊るためのクラブハウスなどに据えられている巨大なスピーカーの近くで大音量を浴び続けて耳が遠くなる症状を「急性音響外傷(きゅうせいおんきょうがいしょう)」と呼んでいます。
生活習慣が主因の2型に対し、1型糖尿病という病気は、膵臓(すいぞう)の血糖値を下げるインスリンの源であるβ細胞が壊されてしまうことが原因となり、あの膵臓から必要量のインスリンが分泌されなくなることで発病するという自己免疫性の糖尿病です。
脳内のセロトニン神経は、自律神経のバランスを調節したり痛みを抑制し、覚醒現象などを支配しており、大うつ病(単極性気分障害)に罹患している方では作用が落ちていることが判明しているのだ。
ストレスがかかり、蓄積していくプロセスや、手軽で効果的な抗ストレス方法など、ストレスにまつわる基本的な知識を保有している人は、まだまだ少ないようです。
いんきんたむしという病気は20代~30代の比較的若い男の人に多く見られる傾向があり、大抵の場合は股間部にのみ拡大し、体を動かしたり、お風呂上りなど体がポカポカ温まると強い痒みを起こします。
お酒に含まれるアルコールを無毒化する特徴があるナイアシンは、不快な二日酔いに大変有効です。辛い二日酔いの素因とされている酢酸アルデヒドという化学物質の無毒化にも作用します。
トコトリエノールの効果としては抗酸化効果が特に知られていると思いますが、他にも肌をきれいに保つ作用や、血清コレステロールの生産を抑制したりするというようなことが知られています。
胃食道逆流症の一種である逆流性食道炎は、1週間くらいきちんと処方薬を飲めば、大抵、8割~9割の人の自覚症状は無くなりますが、かといって食道粘膜のダメージや炎症が治癒したことを意味しないのです。
常時ゴロンと横向きになってTVを視聴していたり、デスクの上で頬杖をついたり、ヒールの高い靴を毎日履くというような癖や習慣は体の均衡が乱れる原因となります。
突然発症する急性腸炎は、ほとんどの場合腹痛・吐き気・下痢に見舞われる位で済みますが、細菌感染による急性腸炎の場合は強い腹痛・繰り返す嘔吐・止まらない下痢と一緒に38℃以上の高い発熱が違いだといえます。
前立腺はその成長や働きにアンドロゲン(雄性ホルモン)が非常に大きく関係していますが、前立腺に発生したがんも同様、アンドロゲン、即ち男性ホルモンの働きによって肥大化してしまうのです。
日本における結核への対策は、長年、1951年制定の「結核予防法」にならう形で実施されてきましたが、半世紀が経過した2007年から数多くある他の感染症と同様に「感染症法」という名の法律に基づいて実行されることに決定しました。
肥満の状態は当たり前のことながら栄養バランスや食生活の質、運動不足が因子になっていますが、内容量の変わらない食事であれ、慌ただしく食べ終わる早食いを日常化することで体重過多に陥っている肥満の状態を招きやすくなると考えられています。
子どもの耳管の作りは、大人と比較して幅がある上に短い形で、加えて水平に近いため、様々な菌が侵入しやすくなっています。小さな子供が急性中耳炎にかかりやすいのは、この作りが関係しています。